- 5月19日
- 読了時間: 2分
「コンピューターサイエンスに進めば、将来は安泰だよ」
そんな言葉に背中を押されて、技術職を目指した学生たちがいた。
ただ真面目に、毎日コードを書き、勉強を続けた。
でも今、彼らの“未来”は静かに崩れている。
2024年、米ニューヨーク連銀(FRB)の最新データによって、衝撃的な事実が明らかになりました。
「Tech系新卒の就職率が“全学部中ワースト10入り”。」
信じがたい数字です。
AI全盛期のいま、まさにその技術を担ってきた学生たちが、真っ先に職を失っているという現実。
「これはもう、AIに仕事を奪われたということなのか?」
そんな疑念が浮かぶのも当然です。
実際、日本でもDeNAが「AIにオールイン」を宣言し、Salesforceはエンジニア採用をゼロに。
静かに、でも確実に、“変化の波”は来ています。

「AIはどこへ向かうのか?」
そんな問いに真正面から答えようとしたレポートが、4月に発表されました。
元OpenAIの研究者らが執筆した「AI 2027」という報告書です。
執筆者には以下のような面々が名を連ねます:
• Daniel Kokotajlo(AI Alignment 研究者)
• Scott Alexander(精神科医・評論家)
• Thomas Larsen、Eli Lifland、Romeo Dean(AI研究・政策系)
このレポートは技術革新の年表にとどまらず、
• どの分野からAIが置き換えるか
• 社会インフラはどうなるか
• 国際競争と規制はどう変化するか
といった、“AIによる地殻変動”を描き出しています。
英語論文のため、日本語にAI翻訳+視覚的に整理しました:
日本語版ビジュアルまとめ(Gamma)はこちら
引用元:New York Fed:College Labor Market Report
https://www.newyorkfed.org/research/college-labor-market#--:explore:unemployment
https://ai-2027.com/
読んでいると、これはもはや未来予想図というより、タイムラインです。
「じゃあ、自分はどこで生きるのか?」
その問いを、他人事ではなく“目の前の自分事”として引き受けざるを得ない。そんな内容でした。
AIの進化は、仕事を奪うかもしれない。
でも、同時に——
「人間にしかできないこと」を優先できる唯一のツールかもしれません。
これは恐怖のレポートではなく、
「あなたの選択肢を広げるための、地図」かもしれません。
未来を悲観するのではなく、
いまこそ、読み解いてほしい報告書です。






